先日、英国のオックスフォード辞典が“word of the year”を発表しました。

 

選ばれた言葉は“youthqake”。

意味は「若者の行動や影響から生ずる著しい文化的、政治的、社会的変化」。

 

元々は1960年代から1970年代にかけての、体制に対する若者の反抗や過激主義に対して使われた、“youth(若者)”と“earthquake(地震)”からできた造語です。

 

今年6月に英国で行なわれた総選挙で、最大野党の労働党が若者の支持を受けて躍進したことが理由として挙げられています。

 

 

対する日本。

 

「現代用語の基礎知識」を発行する自由国民社が、『2017 ユーキャン新語・流行語大賞』を発表しました。

 

年間大賞は「インスタ映え」「忖度」

 

同賞事務局は「インスタ映え」について、「2017年はインスタ映えの意識が一般に浸透した年だった」とし「かわいい誰かに変身したいという願いはいつの時代も女の子のみならず、人を夢中にさせる。インスタ映えは人類の永遠のテーマを叶えてくれる、スマホの向こうのおとぎの国のステージなのだ」と解説しています。

 

また「忖度」について同賞事務局は「森友学園の理事長が国会で発言した『そんたく』の言葉は、あっという間に日本を席巻した」「過程が見えず責任の所在があやふやな忖度政治は、歴史をみても独裁政治と相性がいい。集団的自衛権の行使が可能になり、憲法改正論議が選挙の争点となるなか、『忖度』という言葉は、行政には公開しなくてよい文書というのがあって、記録に残らない流れで事態が進んでしまうことがあるのだという事実を教えてくれた」と紹介しました。

 

その年を象徴する言葉として、若者の行動や関心から選ばれた“youthquake”と「インスタ映え」、また政治に関して意味をもつ“youthquake”と「忖度」。

 

この1年を象徴する言葉から推測しても、それぞれ国のムードや文化的な意義が異なることが示されているようです。