巷間伝えられる社会のグローバル化ですが、実際日本に居住する外国人の方や旅行で訪日される方はどれくらい増えているのでしょうか。

 

移民の受け入れが他国と比較して非常に少ない日本ではありますが、国内の在留外国人が約238万人(2016年末)と、この5年でも約2割の増加。

観光客については訪日外国人が約2869万人(2017年)と、5年前の約836万人(2012年)から3倍以上に急増しています。

 

グローバル化が着実に進展する中、国民一人一人の異文化理解や異文化コミュニケーションはますます重要になってくると言われていますが、その中でも国民の英語力の充実は大きい課題といえるでしょう。

 

実際、日本人の英語力は世界の中でどれくらいか

 

1965年にスウェーデンで設立された世界最大級の教育機関「EF(イー・エフ)」は、2011年から毎年「国別英語能力指数」は発表しており、2016年のデータでは日本の順位は調査対象72カ国中、35位。評価としては「低い英語能力」のグループにランクされています。

「日本はビジネスで使うことはあっても英語が日常にはそれほど結びついていないので、前述の各国と比べると能力に差が出ている」と分析されています。

 

国としても中長期的な課題として認識されており、文部科学省は今後の英語教育の改善・充実方策について、教育目標・内容の改善や学校に置ける指導と評価の改善をはじめとしたいくつかの提言を行なっています。

 

ちなみにこれまでに設定されている英語力の目標は、高校卒業時段階で英検準2級程度〜2級程度を達成した生徒の割合が50%程度とのこと。この実現に向けて取り組む傍ら、生徒の特性や進路に合わせて、目標を2級〜準1級などに設定し、生徒の多様な英語力の把握・分析・改善を行うことが必要とされています。

習熟の程度としては、「幅広い話題について、発表・討論・交渉など言語活動を豊富に体験し、情報や考えなどを的確に理解したり適切に伝えたりするコミュニケーション能力を高める。」と表現されています。

 

生活の中で日常的に英語を活用することがないという環境面や、仮に素晴らしいカリキュラムや教材が用意出来たとしてそれを指導する教職員の能力面など、なかなか簡単には行かない未来が予測されます。

 

高度なコミュニケーションが求められる現場においては、まだまだ質の高い通訳者が活躍する場面が続きそうです。